西国街道‥‥
奈良・平安時代から、西国へ通じる三陽道として、太宰府へ向う防人や貴族に始まり、後の時代には大名行列の道筋として、また普段から庶民にも親しまれてきた歴史の長い街道だ。
その道の要衝だった芥川宿の東の目印が、この一里塚。
昔はおそらく苗木だったはずの榎も、今はりっぱな大木に。
いったい何人の旅人を見てきたのだろう。
私も、彼の年輪の隙間の記憶に残る、そうした無数の旅人のひとりになるんだなぁ、‥‥などとぼんやり考えながら、宿場町を西国街道沿いに、西に歩いてみた。
芥川宿東端の一里塚/緯度34'50'55'15 経度135'36'56'86
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