|
戻る | 北海道 | 東北 | 関東 | 甲信越 | 東海 | 北陸 | 関西 | 中国 | 四国 | 九州/沖縄 | 美味しい | お気に入り |
[表示モード | データ | タイトル | PDA] | |←最初 ・ ←前ページ ・ 戻る ・ 次ページ→ ・ 最新→| |
[238] 栃木県 日光 戦場ヶ原 戦場ヶ原の夜明け | 2003.12.8 |
戦場ヶ原の夜明けを見ようと、三本松駐車場から展望台に向かう。さすがにこの時間は車の通行量も少ない。展望台に立つと雪に覆われた湿原が薄紫色に浮かび上がっていた。さっそくメモ写真を撮ろうとファインダーを覗くのだが、毎回この展望台での撮影には難儀する。どうにもフレーミングがピタリとこないのだ。肉眼で見る風景は適当にフィルタリングされて、都合の良い部分だけをトリミング、記憶されるのだが、カメラのレンズはありのままをファインダーに写しだす。あぁぁ、この樹木はちょっと邪魔だなっ..なんてフレームを変えると、今度は別な邪魔者が出現する。だからか、この展望台からの会心のショットはいまだ実現できていない [画像を表示] | |
[239] 栃木県 日光 湯元 凍らない湯ノ湖 | 2003.12.11 |
奥日光には中禅寺湖をはじめとして、幾つかの湖が点在するが、西ノ湖を除いた全ての湖は、火山の噴火によって溶岩で川が堰き止められ作られたものだ 湯ノ湖は三岳の噴火で出来た湖だが、奥日光で唯一温泉の湧き出る場所でもある。その名の通り湯元温泉で、光徳や中禅寺湖の温泉は、ここ湯元の源泉を引いている。湯ノ湖の南端は落差60mの湯滝で、落下した水は湯川となり戦場ヶ原に注がれている 夏は釣り人で賑わう湯ノ湖だが、真冬は一面凍結する。初めて真冬の湯ノ湖を訪れた時は湖面からの風がものすごく強く、立っているのがやっとの状態。シャッターを切る余裕は全くなく、体感温度はマイナス20度くらいに感じた。風さえなければ、穏やかな雪景色を見せてくれるのだが。日本海型気候と太平洋型気候がぶつかりあう場所が奥日光。それだけ気象も変わりやすく厳しいのだ。全面凍結しているかのように見える湯ノ湖だが、所々凍結しない場所を見かける。おそらく水が湧き出ているのだろう。ここだけは春の雪解けを早取りしているかのようだ [画像を表示] | |
[240] 栃木県 日光 戦場ヶ原 凍てつく湯川 | 2003.12.15 |
湯ノ湖から湯滝を経て戦場ヶ原をゆったりと流れる湯川は、竜頭滝となり中禅寺湖に注がれる。渓流釣り好きにとってこの湯川は、釣果はともかく、川に沿って釣り歩く楽しさ、そして川をとりまく風景の美しさは、他を圧倒するだけの魅力を備えている。イワナ、ヤマメ、ブルックトラウトの姿を見かけると、ついつい興奮してしまう自分。日光の釣りというと、中禅寺湖のヒメマス釣りのほうがクローズアップされがちだが、川好きな僕にとっては戦場ヶ原の湯川が圧倒的に好きだ。そんな湯川も冬場はひっそりとしている。イワナ達は元気だろうか [画像を表示] | |
[241] 栃木県 日光 戦場ヶ原 男体山 冬の風景 | 2003.12.18 |
雪の降りやんだ男体山も好きだ。見渡す限りモノクロームで塗りつぶされる。見事な錦秋の風景は一体どこに行ってしまったのだろうか。とても同じ場所の森とは思えない、哲学的な世界がそこには広がる。一人もいない戦場ヶ原の農道を雪を踏みしめながら歩く。自分の吐息すら吸い込まれてしまいそうな静寂に支配される。そんな夢の世界から現実に引き戻すのがシャッター音。ビデオカメラのモーター音よりはましではあるが..やはりこの風景に35mm一眼レフのシャッター音は似合わない。ピンホールカメラが欲しくなる [画像を表示] | |
[242] 栃木県 日光 中禅寺湖 真冬の華厳滝 | 2003.12.22 |
竜頭滝もかなり凍っていた。このぶんだと華厳滝も凍っているかもしれないと出かけてみた。さすがに完全に凍結することはなく、相変わらずの迫力で水は流れ落ちていた。それでもしぶきはツララとなり、冬を感じさせてくれる [画像を表示] | |
[243] 群馬県 赤城山 大沼 雪の舞台 | 2004.1.1 |
真冬の大沼は一面真っ白に凍結し、人々はその氷上に穴を開けワカサギ釣りに勤しむ。しかし大沼での車寝はことのほか冷え込む。赤城の吹き下ろしの名の通り、大沼を寒風が疾走し、まるで車ごと冷凍庫に入れられたかのようだ。この寒さと風が道端の積もる雪を見事なオブジェに造り上げてしまう。道沿いに鎮座するオブジェたちは太陽が昇るに連れ刻々と色を変え、そこはまるで演舞場のようであった [画像を表示] | |
[244] 群馬県 赤城山 凍結した大沼 | 2004.1.5 |
凍結した大沼を眺めながら湖畔を巡ると、大沼に流れ混む沼尾川に出会った。沼尾川の流れは弱々しくはあったが、ほっとさせる長閑さが漂っていた。このあたりは4輪駆動のバギー車で雪上を移動している、ワカサギ釣りの人達の姿を見かける。子ども達が作ったのだろうか、凍結した湖上に、作りかけのまま残された雪だるまが愛らしい [画像を表示] | |
[245] 群馬県 赤城山 赤城の寄生木 | 2004.1.8 |
赤城山に別れを告げ、軽井沢へと向かう。地蔵岳の山腹を下っていくと、途中の林に丸い、鳥の巣のような植物がいくつもある。ヤドリギだ。木々の葉が全て落ちた森に、ヤドリギの緑を見ると、ほっとする風情を感じる。ヤドリギはブナやミズナラなどの樹木に寄生して育つ。小鳥たちが木々にヤドリギを運ぶらしい。つまりヤドリギの豊富な森は小鳥たちも沢山いるということだ。この森のどこかにヒレンジャクやキレンジャクがいるかもしれないな。ヤドリギは雌雄異株。望遠レンズで観察すると、黄色やオレンジ色の実がなっていた。美しい。春はもう間近だ [画像を表示] | |
[246] 群馬県 松井田 碓氷峠 めがね橋 | 2004.1.12 |
信越自動車道が出来てからは、国道18号線旧道から碓氷峠を越えて、軽井沢に行く人たちはぐんと減ってしまったが、碓氷峠の持つ魅力は捨てがたい。まずは峠の入り口にあたる33番カーブの北側に突然現れる、「めがね橋」こと信越線碓氷第三橋梁は見逃せない。1892年に作られた煉瓦造り4連アーチ式鉄道橋のクラシックな造形は、鉄道ファンならずとも魅了させるだけの完成度の高さを持っている。1997年長野新幹線の開通に伴い、横川〜軽井沢間は廃止されたのを機会に、2001年には遊歩道「アプトの道」も整備され、現在はこのアプト式鉄道の廃線を横川駅から歩き、めがね橋を渡れるようになっている 煉瓦のアーチと風景が重なり、1色の絵となる冬に訪れて欲しい [画像を表示] | |
[247] 群馬県 松井田 碓氷峠 碓氷峠の日本猿 | 2004.1.15 |
碓氷峠を軽井沢に向かい、ずんずんと上っていくと、猿たちがいた。猿は集団で移動するが、この時も小猿を連れた群れがエサを漁っていた 日本猿は鹿児島屋久島から青森県下北半島まで生息している。タヌキは本土から密かに持ち込まれ、現在屋久島にも生息しているが、本来はいなかった動物だ。屋久島の猿は日本猿の亜種という位置付けなので、人為的に持ち込まれたものではないと解釈していいのだろう。四足動物で日本のほぼ全土に生息しているのは、猿、たぬき、きつね、うさぎ、ねずみ、もぐら、猪、鹿、熊だが、ツキノワグマは九州においては絶滅している可能性が高く、四国でも十〜数十頭の間しかいないようだ。日本全体でも絶滅危惧種に近い存在にまで追い込まれている。日本は人の数が多すぎる。少子化は日本に生息する動植物にとっては、願ってもないことだろう。僕は少子化の傾向には賛成だ。今の人口の半分になれば自給率も高められる。年金など、はなから期待せず、自分の命は自分で守るという、ごく自然の生き方をすれば、今よりもずっと暮らしやすいはずだ [画像を表示] | |
|