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[248] 長野県 軽井沢 白糸の滝 2004.1.19
旧軽井沢から峰の茶屋を目指して白糸ハイランドウェイを走る。湯川沿いに走ると白糸の滝に向かう駐車場が現れる。湯川の名称は小瀬温泉から星野までの間、川底から温泉が湧き出る個所があることからきている。駐車場からは徒歩で山道を歩くと、ほどなく白糸の滝に出る。湯川の源流点と思われる個所は、滝を登ったさらに先にあるが、白糸の滝自体が、崖から伏流水が湧き出て滝となっているので、この滝を水源と見なしてもよいのだろう。滝の高さは平均3mほどと高くはないが、幅は70m程度と広く、苔むした風景に絹糸のように流れる滝からは寂を感じる。まるで箱庭のようだ
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[249] 群馬県 嬬恋 鬼押出し園からの浅間山 2004.1.22
雪の降り積もる夕暮れ近くの鬼押出し園を訪れた。日がさすと、浅間の頂上には噴煙が見えた。それもつかの間、すぐにどんよりとした紫色の世界に辺りは塗られていく。既に観光客の姿はなく、雪を踏みしめながら庭園を歩き回る。溶岩塊の黒と雪のコントラストが織り成す風景は美しくもあり、怖くもあり、心はなぜか落ち着かない。この地に眠る人々の気のざわめきを感じてしまうからだろうか。1783年の浅間山の噴火の際、鎌原村の村民500名近くが熱泥流で死亡している。噴火で亡くなられた人々の霊を供養している観音堂が鬼押出し園の浅間山観音堂なのだ
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[250] 群馬県 六合村 湯の平温泉 2004.1.26
六合村(くにむら)の温泉は湯の平温泉や尻焼温泉など、川原に温泉が湧いているのが特長だ。湯の平温泉松泉閣 は「道の駅 六合」を草津方面に向かうと、進行方向右手の白砂川の渓谷沿いにあり、道路から露天風呂は、はっきり見える。このオープンな景色を堪能できるのが湯の平温泉の醍醐味だ。しかし、一風呂浴びた後、吊橋を渡り、急傾斜の坂道を駐車場まで登ると、また玉の汗をかいてしまいそうだ
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[251] 群馬県 草津 草津 雪の高原 2004.1.29
六合村から草津に向かう途中、牧草地のような草原が広がっている。ここから眺める山なみが自分は好きだ。ダイナミックな風景というわけではないが、志賀高原から新潟は鳥兜山や苗場に連なる山々のパノラマが美しい

自分の中での山の風景とは、山を征服している過程での間近に迫る山々ではなくて、暮らしの場所から眺める山々。だからドラマチックな山の写真とは殆ど縁がない。今回の写真も備忘録として撮ったスナップだが、高原の木々の合間から見える山なみが印象深かった
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[252] 群馬県 草津 草津温泉 湯畑 2004.2.2
草津を訪れると、毎度大滝乃湯に立ち寄っている。ここはまるで温泉のデパートのようで、いろいろな湯を楽しめる。今回も大滝乃湯の露天風呂で一風呂浴びて、夜の草津の町に散歩に出かけた。草津温泉の象徴でもある湯畑はライトアップされていて美しい。さっそくビデオカメラで撮影。さ〜て食事でもするか..と居酒屋へ直行、そのまま車寝。翌朝、志賀に向かおうと思ったのだが、なんだか忘れていることがあるような気がして思案。そうだ..うっかりカメラでの写真撮影を忘れてる。ということで、とりあえずメモ用に湯畑を撮影

自宅に戻り、現像してみて分かったのは、湯畑のカットはわずか2シーンしか撮影していないことだった。またやっちまった。ビデオカメラで撮影すると、写真も十分撮影した気になってしまっている自分がいる。奈良十津川でも野猿という乗り物をビデオで撮影したのだけど、写真は撮り損ねている。まったく困ったもんだ
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[253] 群馬県 北軽井沢 北軽井沢の牧場から見る浅間山 2004.2.5
冬期、草津から志賀高原への道、志賀草津道路は閉鎖されている。志賀高原までは目と鼻の先なのだが

ということで、北軽井沢、長野道経由で山ノ内町に向かうことにした。北軽井沢には結構牧場がある。その牧場から見た浅間山が写真のものだ。都会化した旧軽井沢には、ウンザリ気味なので、最近はもっぱら北軽井沢を散策することのほうが多くなった。こだわりの店も増えつつあり、訪れるたびに発見がある。旧軽、清里、蓼科、白樺湖。どうも、このような観光ズレした所は本音としては面白くない。わざわざ東京から軽井沢までやってきて、青山や渋谷にもある店でショッピング、そして一見お洒落そうな店でお茶を飲み..このようなパターンに彼等は飽きないのだろうか。軽井沢駅前に出来たアウトレットモールも一応見学はしてはいるが、購買意欲をそそられるものは皆無。それに比較すれば南軽井沢のほうがまだましだと思う。南軽井沢にはお気に入りの食事処がある。軽井沢町長倉南原にある韓国料理の店「南大門」だ。お薦めメニューは石釜ビビムパブ。つまり石焼ビビンバだが、こいつがすこぶる旨い。さすが韓国宮廷料理店と名のるだけのことはあり、素材の良さと調理の技術はたいしたものだ
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[254] 長野県 東部町 アトリエ・ド・フロマージュ 2004.2.9
北軽井沢から志賀高原に向かう。途中、東部町の「アトリエ・ド・フロマージュ」に立ち寄ってみた。「アトリエ・ド・フロマージュ」は東部町から湯ノ丸高原に抜ける道沿いにある手づくりチーズ工房だ。施設内にはイタリアレストランも併設されている

今でこそ生チーズを含めて自家製チーズは日本全国で作られるようになったが、今から20年前までの日本では、大手乳業メーカーの作るプロセスチーズが大半で、ナチュラルチーズは輸入ものが少量入っていた程度だった。「アトリエ・ド・フロマージュ」の経営者、松本茂夫さん、奥様の容子さんは、1982年、個人で生チーズの作成、販売に日本で最初にチャレンジされた方だ。フランスに留学、乳製品専門学校でチーズの製法を学び、現在の場所でチーズ作りを始められた。しかし当初は全く売れなかったそうだ。1980年頃の日本では、チーズを嗜む食生活がまだ人々に根ざしていなかったからだ。そこで奥様の提案でチーズケーキとして販売したところ、これが大ヒット。旧軽井沢の支店はチーズケーキの美味しい店として人気店となった。チャレンジ精神旺盛な松本ご夫婦、ヨーグルトの製法でも特許、特開2002-335860を取得、風味豊かな「飲むヨーグルト」の開発にも成功している。何事も信念に基き、やり続けることの大切さと、その結果がもたらす素晴らしい世界があることを教えられる

東部町周辺は食べ物を研究される方に魅力の土地であるのか、地ビールの「OH!LA!HO! ビール」を命名された玉村豊男さんや隣町の北御牧村には山本麗子さんが住んでいる。玉村豊男さんは、東京から軽井沢を経て東部町に移住、現在ではブドウ農園まで手がけ、なんとワインの自家醸造をおこなっている。東部町の魅力は「アトリエ・ド・フロマージュ」の敷地に立てばよく分かる。ヨーロッパを彷彿させる高原の美しさだ。「アトリエ・ド・フロマージュ」のイタリアレストラン「リストランテ フォルマッジオ」では、食事を楽しみながら奥秩父、八ヶ岳から霧ヶ峰にかけてのパノラマを満喫できる。この開放感が軽井沢の別荘地との大きな違いだ
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[255] 長野県 志賀高原 東館山から見る妙高・黒姫・戸隠 2004.2.13
草津から北軽井沢、東部町を経て、やっとこさ志賀高原に辿り着いた。訪れたその日の天候はすこぶる良く、まさに展望日和。それならば、と、展望のきく山頂を目指そうと、幾つかの山を検討したものの、スキー客でもない自分が乗れるリフトには限りがあった。結果として、発哺温泉からゴンドラリフトに乗り、東館山へ。ここ東館山の山頂には東館山高山植物園があり、7月下旬のニッコウキスゲのお花畑は、つとに有名。夏場は可憐な花達に出会える

リフトを降り、さっそく展望台に。うむむむ..飯綱の背後には北アルプスが連なり、高妻、黒姫、雨飾、妙高、火打、と、予想通り素晴らしい展望が眼前に広がっている。さっそくメモ用に記録撮影。しかし、ここで大きなミステイクをしていたことに、現像してから気付いた。70〜200mmズームの70mm側で撮影したために、微妙に飯綱や白馬がカットされていたのだ。ここは28〜70mmズームで山の収録範囲をもう少し広げておくべきだった

展望も満喫、お腹も減り、昼のみ食べられるという担々麺を目指して、丸池観光ホテル内にある四川料理の店、志賀飯店に向かう。スキー客で賑わっている店内で一人担々麺を食べる。評判通りの美味しい担々麺だったが、だだっ広い店内で一人黙々と食べるのは、どうにもサマにならない。食後は平床大噴泉のダイナミックな噴煙を見た後、熊ノ湯温泉周辺を散策、雪景色を満喫できた
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[256] 長野県 湯田中 夕暮れの夜間瀬川 2004.2.17
湯田中といえば、地獄谷温泉にある野猿公苑の温泉に入る猿たちが有名。夏場の猿たちは以前見たので、雪景色の温泉につかる猿たちを見てみようと..車で向かったのはよいのだが、途中、木々の林を抜ける瞬間、前方がキラリと光った。「あっアイスバーン」。進行方向右側は崖っぷちの緩いカーブの坂道だったが、ブレーキも踏めず、車が自然に止まるまでなすがまま。しかも止まったら、今度はズルズルと坂道を下がっていく。このままだと崖下に転落は確定。さすがにもうダメかと思ったが、ハンドルを目一杯切って、進行方向左側の山の斜面に車をぶつけたところ、なんとか車体は停止してくれた。とりあえず状況を見てみようと、車外に出てみたところ..滑り止めのあるブーツでさえ立っていられないほどの、ツルツルのアイスバーンが広がっている。参ったなぁぁ。それでも後10mほど下ればアイスバーンからは脱出できそう。オートマのギヤはバックではなく、ドライブレンジに入れたままアクセルは踏まず、サイドブレーキを少しづつ緩め、車重による緩やかな後退を期待して、ハンドル操作を繰り返し、なんとか崖下に転落することなく、アイスバーンを抜けることができた。しかし、細い道をバックで戻るのはシンドイ。アイスバーンこそないが、雪は残っている。ほんのわずかな空き地を利用して、なんとかUターン。地元のおばちゃんは、車で行けるよ..と親切にも道を教えてくれたのだけど..スタッドレスもアイスバーンには無力なんだよなぁぁ

猿見物は諦め、湯田中温泉をブラリ散歩。石臼挽、手打で知られる玉川本店でざる蕎麦と蕎麦ソフトクリームを食べて帰路に着くことにした。夕暮れの夜間瀬川から眺める、妙高、黒姫のシルエットが美しかった
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[257] 栃木県 星野 四季の森のセツブンソウ 2004.2.20
セツブンソウを見たくて、栃木県栃木市の星野町に出かけた。星野町は三峰山の東の麓に位置する。そして三峰山周辺は石灰岩質が多く、星野町の反対側、西山麓の鍋山町には石灰岩の採掘場があり、このため、星野に向かう細い県道はダンプカーが頻繁に通るため、道路自体が埃っぽい。しかし鍋山町から星野へ向かう下川原の分岐を過ぎると、のどかな田園風景が現れ、ほどなく四季の森と呼ばれる梅林地帯に到着する。ここから東側の山には自然村があり、4月にはカタクリが山の斜面に咲き誇る。四季の森は2月の上旬にはミツマタやロウバイが、2月下旬から3月中旬にかけてセツブンソウが咲く。そしてウメが満開になる頃にはセツブンソウの自生していた場所にカタクリが一面に咲く。自生地自体は、それほど大きくはないが、箱庭のような里山の風景は美しい。セツブンソウに堪能したら、佐野市に移動して、佐野ラーメンを食べるのも楽しみの1つ。カタクリの季節であれば、三毳山(みかもやま)のかたくりの里も訪れるとよいだろう
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