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[18] 千葉県 和田 ハマダイコンのコーラスが聞こえてくるようだ | 2002.4.9 |
鴨川から房総フラワーラインに向け、海岸沿いに走っていた。このあたりの畑はポピーなどの花摘みができるところが多い。防風林が続くので浜の風景でも見てみようと、適当な松林に入ってみたところ、花の群落があるのに気づいた。ひょっとしてハマダイコン。松林の中を歩き、空き地に出ると、ハマダイコンの花達が潮風に優しく揺れながら、気持ちよく歌っていた。 [画像を表示] | |
[19] 千葉県 久留里 名水の里 久留里 | 2002.4.10 |
旨い水のあるところには、必ず良い酒、美味な菓子、旨い蕎麦が存在する。 久留里も期待通り、酒蔵・和菓子店・蕎麦屋があり、特に安万支(あまき)蕎麦店の手打蕎麦の味は、僕の記憶に再訪するべしと刻みこまれている。 久留里線で鉄道ファンにはお馴染みの久留里だが、一般観光名所としては、地味な存在。それゆえにオルタナティブな僕にとっては、千葉の中でも好きな場所の1つだ。久留里線やいすみ鉄道沿いの里山の風景や自然が自分の感性にあっているからだろう。 久留里は「生きた水」の里と呼ばれている 清澄山系の水が地下深くに潜り、いくつもの地層が濾過装置となっている。まぁぁここまでは、どこの地域の水も大差ないのだが、久留里の場合、地下500m〜600mの深さの水を汲み上げ、井戸水として使用しているのだ。写真は上町地区にある「高澤家の井戸」だが、この井戸は600mも掘られているらしい。この高度な掘削技法が「上総堀」と呼ばれるものだ。国の有形重要文化財にも指定されている「上総堀」だが、現在でもアフリカやアジアの水の不足している地区において活躍している。 [画像を表示] | |
[20] 神奈川県 大井 大井町のレンゲ畑 | 2002.4.10 |
春の東海道新幹線の楽しみは、レンゲ畑をたくさん見られることにある。小田原から浜松、矢作川あたりまでの田圃がピンクに染まるのを見ていると、春の到来を感じる。僕にとっての春は、桜よりも、むしろレンゲやセリを見かけるときのほうが強く感じる。これは幼少を過ごした山口県下関小月地区には、桜が少なかったからではないかと思われる。比較して田圃にはレンゲのピンクの絨毯が広がっていた。 この日、僕は仕事の打ち合わせで神奈川県大井町を訪れていた。東名大井松田インターを降り、酒匂川に面した、某企業に向かう途中の田圃がピンクに染まっているのを見逃すはずはない。もう仕事どころではない。そそくさと会議を終え、スーツにネクタイ姿のままカメラを抱えて田圃に降り立った。 このレンゲ畑から東の山側に向かうと、曽我梅林がある。レンゲの咲くこの時期、実は曽我の桜もきれいなのだ。 [画像を表示] | |
[21] 長野県 白馬 落倉 落倉 別荘地に自生するミズバショウ | 2002.4.11 |
白馬落倉にミズバショウの自生地がある。落倉自然園だ。白馬でも、このあたりは暖かいのか、姫川源流よりも、やや早くミズバショウが咲く。自然園周辺はバブルの勢いが続き別荘地としての開発が凄まじい。元々湿地なのに、まるで田園都市線沿いの新興住宅地のありさまだ。この別荘地内の数箇所にミズバショウの自生地が残っていた。自然園とは違い、私有地なので、いつまでこの風景を見られるのかは分からない。この時期ザゼンソウも同時に咲くので、両方一度に満喫でき、贅沢な気分に浸れる。 [画像を表示] | |
[22] 長野県 白馬 姫川源流 姫川源流 元気なフクジュソウ | 2002.4.11 |
青木湖から白馬に向かい、トンネルを抜け、まもなく右手が姫川源流だ。小谷の雪解けの頃の姫川は何度訪れても怖い。視覚的にも怖いのだが、激流の音がすさまじい。実際4月でも小谷から日本海に抜ける峠では、記帳ノートに通行者名を書かなくてはならなかった。多くの方は土石流による痛ましい事故も覚えていることだろう。それほどに暴れん坊の姫川だが、源流はなんともメルヘンの世界が広がるのだから、落差は激しい。四万十川の源流を見ても感動はなかったが、ここ姫川源流は何度訪れても心地よい。それは季節ごとの花達が出迎えてくれるからだ。4月上旬は残雪が多く残り、雪の中のフクジュソウを見たい人たちが訪れる。そしてカタクリが咲き、5月にはニリンソウのお花畑が展開する。姫川源流に接して親海湿原がある。こちらも5月から7月まで色とりどりの花園が現れる。写真は旬を少し過ぎたフクジュソウである。雪のフクジュソウもよいが、元気なフクジュソウも大好きだ。この頃、南神城の西にある貞麟寺ではカタクリやショウジョウバカマ、アズマイチゲが見られる。 [画像を表示] | |
[23] 長野県 大町 居谷里湿原 ザゼンソウ | 2002.4.12 |
大町を白馬に向かうと、左手に木崎湖が現れる。木崎湖は僕のもっとも好きなキャンプ場の1つだ。木崎湖、中綱湖、青木湖の中で、木崎湖は水温も温かく、特に湖南側にあるキャンプ場は砂の浅瀬が続き、まるで海水浴場のように水遊びができる。だから幼い子供達を連れてキャンプ三昧をしていた。ここを拠点とすると、白馬までは1時間以内なので八方、栂池などにも気軽に遊びに出かけられるし、また温泉にもことかかないので、遊び疲れもすぐにとれる。この木崎湖を東側に入ったところに居谷里湿原はある。ザゼンソウに始まり、ミズバショウ、リュウキンカが咲くころには、周りの山はハルゼミの大合唱でうるさいほどだ。湿地をぬけて南下すると、木々の間にイカリソウなどの山野草にも出会えるので、こちらも散策する価値はある。 [画像を表示] | |
[24] 長野県 安曇野 穂高 穂高 春のワサビ田 | 2002.4.12 |
穂高川、万水川の流れる安曇野、穂高町は清流の町だ。北アルプスの伏流水が、地表に出て穏やかな流れを作っている。この北アルプスの水で育てられたワサビが4月に入ると一斉に花開く。中でも大王わさび農場は規模も大きく、百名水にも取り上げられている。この水を飲んでみたが、さして特長のある味には感じられなかった。調べると硬度はかなり低く、ミネラルの含有量が少ないために特長が出にくいのかもしれない。 写真は穂高川近くのワサビ田である。大王わさび農場の周りには、ワサビ田が多数点在する。どれも規模は小さいが観光農園にない風景を味わえるだろう。 [画像を表示] | |
[25] 山梨県 丹波山 丹波川に咲くミツバツツジ | 2002.4.15 |
桜咲く奥多摩湖を塩山に向けて青梅街道を走る。左手の湖が途切れる頃、丹波川の新緑がまぶしく光り始める。この頃ヤマメも解禁1ヶ月となり、釣り人達が丹波川に繰り出しはじめる。この季節の釣りの楽しさは、柔らかな緑と、ミツバツツジの紫を愛でながらヤマメと戯れられることだ。 [画像を表示] | |
[26] 山梨県 丹波山 新緑の丹波川 | 2002.4.15 |
多摩川の源流である一之瀬川から奥多摩湖に辿り着くまでが丹波川である。この川の魅力は渓谷の美しさにつきる。途中の支流にはいくつもの滝も見られ、特に新緑の季節は美しく、木々の合間からオオルリのさえずりが聞こえてくる。支流は訪れる人も少なく、オゾンを胸いっぱい吸い込み、たっぷりと森林浴を楽しめる。身も心もリフレッシュするだろう。丹波川沿いはどこも新緑はきれいなので、あえて位置情報はつけていない。気の向いた方向に川を遡ればよいのだ。 [画像を表示] | |
[27] 東京都 奥多摩 沢井 澤乃井園 春を肴に日本酒に浸る | 2002.4.16 |
酒飲みにとって、酒造の存在は富に大きいのではないだろうか。ましてお気に入りの酒造を訪ねる時の気持ちは、初恋の女性とデートする時のように、期待と不安とが入り混じった、なんともほろ苦いものだ。恋焦がれた相手が営んでいる呑み処がそこにあるとわかれば、一日飲兵衛で過ごすのが男というもの。それにしても澤乃井園は罪深い処だ。まず駅から歩いて5分という近さ、そして奥多摩渓谷を肴として味わえ、極めつけは、古酒から大吟醸まで、好きな酒を利き酒できる。腹がへれば豆腐懐石からおでんまで手の届くところにある。しかも春ともなれば桜の花びらがお猪口に浮かぶ。まさに男にとっての理想郷だろうね、ここは。 [画像を表示] | |
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