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[48] 静岡県 秋葉街道 森 森町 畦に咲くハハコグサ | 2002.5.2 |
アジサイ寺、キキョウ寺で著名な森町。里山の畦を覗き込むと、ハハコグサ、ヒメオドリコソウ、ウツボグサ、ノアザミ、ウマノアシガタ、ムラサキサギゴケなど春から初夏の野草たちが所狭しと咲いている。一日歩いてもまるで飽きないほど花の豊かな土地だ。 [画像を表示] | |
[49] 静岡県 秋葉街道 水窪川 朝もやに煙る水窪川 | 2002.5.3 |
天竜川を天竜から佐久間ダムに向かう途中、大井橋を右折すると水窪川に出会う。川幅もぐんと狭くなり秋葉街道を走っているという実感が湧いてくる。相月で飯田線が水窪川を渡り、以後水窪まで飯田線は、ほぼ川に並行して走る。相月はV字谷の美しい渓谷美を味わえる場所。5月の上旬、渓谷の両岸で見事なフジの紫を見ることが出来る。この先、城西地区には飯田線最長の橋梁「第六水窪橋梁」がある。中央構造線による地殻変動のため、トンネルを掘削できず、苦肉の策として作られたもので、鉄っちゃんに人気の渡らずの鉄橋、飯田線「S字橋」とはここのことだ。 [画像を表示] | |
[50] 静岡県 秋葉街道 水窪川 茶畑に立つ鯉幟の舞台 | 2002.5.3 |
佐久間から龍山にかけての天竜川は深緑色の川だが、水窪川も同様に緑色が特長の場所がある。飯田線相月駅を過ぎ、城西に向かう途中、島地区で川は大きく蛇行する。この区間の水窪川は天竜川の深緑に少し青を足した色をしている。横吹、島集落、どちらにも立派な鯉のぼりが泳いでいた。特に横吹は険しい斜面にあり、国道からV字谷を見上げると、まさに雲の中を鯉のぼりが泳ぎ、とても幻想的な風景を体験できた。比較して、島地区の鯉のぼりは眼下に泳ぐ。そのギャップを見ればこの地域の険しさを実感できるだろう。 [画像を表示] | |
[51] 長野県 秋葉街道 下栗 下栗の里から眺める南アルプス聖岳 | 2002.5.4 |
秋葉街道は中央構造線に沿い、静岡は天竜、龍山、水窪から長野県高遠の杖突峠を経て諏方に至る街道だ。途中静岡から国道の途切れる崖、青崩峠で長野県に入る。ただしこの峠は崩落のため通行はできず、兵越峠を迂回することになるのだが、この道がすごい。車幅ぎりぎりの細い道を急角度で落ちるように下っていく。対向車とすれ違うことなど考えられないほどに細い道だ。もしも長野、遠山郷側からの登坂だとすると、僕の車はオーバーヒートしてしまうに違いない。それほどにきつい峠だった。 南信濃村に着くと美しい渓流、遠山川が迎えてくれる 川傍に建つ、脱サラだという福福亭のご主人の打つ手打蕎麦を食べ、日本のチロルと呼ばれる下栗に向かう。上町からぐんぐんと山を登っていくと、光岳、茶臼岳が見え始め、上河内岳、聖岳の望める個所まで来ると、そこが下栗の里だった。チロルという言葉でイメージしていた風景とはまるで違い、とても懐かしい日本の農村風景が展開していた。しかしその畑はスキーの直滑降コースを彷彿する斜面なのだ。そしてその先に南アルプスの雄大な姿がある。この急斜面の畑を指して日本のチロルと呼んだのだろう。それにしても素晴らしい風景だ。海抜1000mのこの地から眺める南アルプスは飽きることがない。急斜面ゆえに土地は必ずや崩れるはずだが、随所に工夫がなされている。また手入れもされている。厳しい自然の中で暮らす人々の勤勉さと、知恵には脱帽してしまう。また12月には国の重要無形民俗文化財「霜月祭」がおこなわれる。一生に一度だけでもよい。是非とも見たい祭りである。 [画像を表示] | |
[52] 長野県 秋葉街道 下栗 艶めかしいクマガイソウ | 2002.5.4 |
下栗の方々はどなたも気さくで優しい。こちらの質問にも丁寧に答えてくれる。野草に関していろいろ訪ねたのだが、この地にはカタクリはなさそうだ。そのかわりといってはなんだが、色っぽいクマガイソウの姉さん達に見つめられてしまった。さすがに軍団で迎えられるとタジタジとなってしまう。 [画像を表示] | |
[53] 長野県 秋葉街道 しらびそ 天空の楽園 しらびそ | 2002.5.5 |
下栗の里からしらびそ峠までは、一気に900mも駆けあがる 途中、進行左手に中央アルプス、右手に南アルプスが交互に現れる。炭焼山の手前、尾根の頂上に出た所に天国の場所を見つけてしまった。電力会社の施設を管理するためか、その空間だけぽっかりと広場になっている。南西は池口岳から、北東は赤石岳まで、遮るものは何もない大パノラマがそこにはある。まさに天空の楽園だ。いままで訪れた、どの場所と比較しても、この広場が与えてくれる至福の空間に勝るところに出会ってはいない。水もトイレも何もない空間だけど、この場所にいるだけで幸福感がこみ上げてくる。同じ気持ちの人はいるもので、ゆったりとしたディレクタチェアに身を任せ、本を読んでいる人がいた。毎年ゴールデンウィークは、この楽園で人生のクリーニングをするのだそうだ。そして夜になると、鹿たちがたくさん訪れる。 下栗からしらびそ峠までを「南アルプスエコーライン」というらしい 観光客の多くは、駒ヶ根からしらびそ峠を経て、「南アルプス展望風呂」のある「ハイランドしらびそ」を訪れる。確かにそれだけでも十分に満たされるだけの風景は味わえるのだが、しかしこの楽園と比較すると、向こうは都会の雑踏の様。ましてあの人に溢れたキャンプ場で過ごすなど考えられない。(それでも他の観光地と比較すると相当にマシなのだが)ゴールデンウィークの同じ日だというのに、この楽園にいる人は、自分を入れてわずか数人だけ。静かな時が過ぎていく。 写真は「南アルプスエコーライン」からの「ハイランドしらびそ」である この地をしらびそ高原と呼ぶ意味がわかると思う [画像を表示] | |
[54] 長野県 秋葉街道 しらびそ しらびそ高原からの中央アルプス空木岳・宝剣岳 | 2002.5.5 |
しらびそ高原の拠点でもある「ハイランドしらびそ」は標高1900mに建ち、女子マラソンランナー達の高所トレーニング場所としても愛用されている。ここから見る中央アルプスも見事だ。北西の宝剣岳、空木岳から、真西に恵那山、そして南西は茶臼山まで中央構造線をまたいだパノラマを味わえる。 [画像を表示] | |
[55] 長野県 白馬 貞麟寺 貞麟寺のカタクリ | 2002.5.6 |
JR南神城駅を北に向い、線路を西に越えた所に貞麟寺はある この境内には樹齢300年を越える枝垂桜があり、見事な花をつけてくれる 5月上旬、この貞麟寺の裏山の斜面にカタクリのお花畑が現れる。ショウジョウバカマ、ハルリンドウ、キクザキイチゲ、ニリンソウなど、まさに春爛漫の風景を楽しめる [画像を表示] | |
[56] 長野県 白馬 貞麟寺 アルプスの里にそびえ立つ土筆軍団 | 2002.5.6 |
貞麟寺のカタクリを見た後に、周辺を散策した時に見つけた風景だ ツクシは画面よりもずっと広く、密集して生えていた カタクリ畑は観光客でいっぱいだったが、こちらは誰もいない 僕としてはカタクリよりも、このツクシ達に出会えたことの方が嬉しかった [画像を表示] | |
[57] 長野県 白馬 姫川源流 源流を包み込むニリンソウの帯 | 2002.5.7 |
貞麟寺にカタクリが咲きはじめる頃、姫川源流は雪もやっと融け、ミズバショウやザゼンソウが花開き、そしてニリンソウのお花畑が現れる。この季節から夏まで姫川源流周辺は花のパレードが繰り広げられる。 [画像を表示] | |
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