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商店街アーケード
商店街のざわめきの中に立ち戻る。 この町にしては不釣り合いなアーケードまである商店街。

その謎はあとに残すとして、この通りにあるいくつかの博物館を覗いてみよう。

新聞屋さん博物館
新聞屋さん博物館、と呼ばれる「小林新聞舗」だ。
モダンなアーチ窓は、大正風。
大阪市内でもっとも古い、創業明治22年の新聞販売店だった。

明治時代からの新聞や号外などが多数所蔵されている。

豊かな町に華やかな店が並び、商人やインテリゲンチャたちが新聞を手に時代を語りあった「昨日」が、真昼の夢のように通りの空気のはざまに浮かんでは消える。


新聞屋さん博物館(小林新聞舗)/緯度34'37'12'89 経度135'33'29'0

和菓子屋さん博物館
さらに東に進むと、奈良街道にあった老舗「太子堂」の分家として始まった、梅月堂三代目の店がある。
店内には代々受け継がれてきた干菓子の型や道具類が並び、展示されているとともに、今も用いられているものも多い。

展示のためだけに、見栄えのためだけに、特別なことをしない‥‥暮らしや商いの中で生き抜いてきた歴史が、そのまま博物誌となる‥‥。
町そのものが博物館だ、と言われてきた所以は、こんなところにこそあるのだ。

和菓子屋さん博物館(梅月堂)/緯度34'37'18'43 経度135'33'31'90
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