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落合上渡船場1
さて、千本松渡船場や木津川渡船場より上流、木津川水門の近くに、対になった渡し、“落合上渡船場”と“落合下渡船場”が残っていた。

落合上渡船場 /緯度34'38'47'2 経度135'28'50'9

落合上渡船場2



落合上は、小さな工場や住宅もある鉄工所街と、小・中学校、教会などもある対岸の街を結んでいる小さな渡しだ。

狭い入り口で見落としてしまいそうだけれど、目印は郵便ポストと、ちょうどこの真向かいの家の表にある、お地蔵さん。歩いてくればすぐ目につくはず。

落合下渡船場1
一方落合下は、下水処理場や浄水場など公共の大施設の多い津守と、鋳鉄所や住宅街がある小林を結んでいる。

「下車願います」の「車」とは、自転車のこと。
ここからは押して行ってね、ということだ。

落合下渡船場 /緯度34'38'26'3 経度135'28'52'3
ちなみに、渡船場のおっちゃんに聞いたところによると、やはり自転車での乗車はとても多いんだとか。
だから、船にも定員いっぱいの人数が乗れることはない。立って乗るためほんの時々川に人が落ちてしまうこともあるそうで、そんな時は乗務員のおっちゃんは、落ちた人を救うライフセーバーに変身するのだ。
渡船の乗務員さんは、思ったよりもかなり大変な仕事なのだった。
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