サワサワという水音。山あいに置き忘れたかのように聴こえてくる人間の声。 ・・・小さな湿原とも言える、口ノ深谷源流に出た。 ざぶざぶと沢を渡り、日溜まりの小さな広場に入る。
それぞれがつながり、ひとつの大きないのちになっている。