今月も見てくださったあなたに、どうもありがとう。ごめんなさい、梅の季節にはちょっぴり遅れてしまいましたね。
太宰府は、私が子供の頃に別れた父が、最後に住んだ土地だと聞いていました。
そして、私が知らないうちに、逝った土地でもあります。
どんな年寄りになっていたのだろう。別れて以後、二度と家族を持たなかった彼は、誰に看取られて、どうやって逝ったのだろう。安らかだっただろうか。
春が来るたびに感じる、今さら受け取ることもできない彼の気配を、彼がなくなったことを聞いてから初めて探しに行こうと思ったのが、今回の数時間の旅のきっかけでした。
もちろん、答えは、ありません。なくていいのでした。
さて、最後の一枚のスナップ。これは福岡市内にある、看板のないフランス料理屋さんです。
店内が暗かったから、手持ちのデジカメではきれいに撮れなかったのだけど。
値段はとってもリーズナブルだから、あなたも行ってみては?
見栄なんか張らずに、シェフにおまかせのいちばん安いコースがおすすめです。・・・なんてことを書いたらお店に悪いかな(笑)
ビストロ・シェ・ラパン
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