ミズバショウ


サトイモ科/ザゼンソウ属

ミズバショウ
撮影 いがりまさし 5月3日 福井県姥ヶ岳

和名 ミズバショウ
水芭蕉。

由来
花のあとに大きくなる葉が、バショウという植物に似ていること、また水辺に生えることからこの名がある。

花期 4〜7月
特徴 ミズバショウといえば尾瀬。尾瀬といえばミズバショウというぐらい尾瀬のミズバショウは有名だが、北国では湿地や水辺にふつうに生える。北海道では牧場で牛に踏んづけられている光景もめずらしくない。形の似たものはザゼンソウぐらい。ほかはかなりまれなヒメカイウという植物があるだけで、まぎらわしいものはない。多年草。


仏炎苞(ぶつえんほう)は白。


白い部分は仏炎苞と呼ばれ、むしろ葉の変化したもの。本当の花はそのなかの棒状のものについているつぶつぶ。肉穂花序(にくすいかじょ)と呼ばれる。

草丈 10〜40cm。
花の頃は巻いているが展開すると見ちがえるほど大きくなる。
生育地 湿地や水辺。
分布 北海道、本州(近畿以北)。


(似た物)
  • ザゼンソウ
    形は似ているが仏炎苞は黒紫色。

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