ネジバナ


ラン科/ネジバナ属

ネジバナ
花はらせん状につく
撮影 いがりまさし 6月24日 愛知県瀬戸市

和名 ネジバナ
捩花。

由来
花がらせん状に花序を咲き登るようすがねじれているように見えるから。別名:モジズリ。

花期 5〜10月。(春咲き型と秋咲型がある)
特徴 らせん状の花序が特徴的。ねじれ方は一定しておらず右巻きと左巻きがある。また、途中から逆巻き、ねじれなし、と個体によって様々。花はごくごく小さいが立派なラン。ランの仲間にはめずらしく都会の中央分離帯などでも見られる。多年草。


やや濃いピンク、唇弁は白色。まれに白花や緑花(アオモジズリ)もある。


花被片は長さ4〜6mm。花が多数らせん形に並んでつく。ラン科の花はふつう外花被片(萼片3個)・内花被片(側花弁2個・唇弁1個)が花びら(花弁)のように見える。

草丈 直立。10〜30cm。花序は5〜15cm、有毛。
長さ5〜20cm、幅0.3〜1cm。線形〜狭披針形。
生育地 日当たりの良い草地や芝生の中。
分布 日本全土。


(似た物)
  • ミヤマモジズリ
    北海道、中部以北、四国の深山や亜高山。唇弁は3深裂。

  • ナンゴクネジバナ
    変種。奄美〜沖縄。花序は無毛。

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