サイハイラン


ラン科/サイハイラン属

サイハイラン
撮影 いがりまさし 7月1日 青森県十和田湖町

和名 サイハイラン
采配蘭。

由来
花の姿を、昔戦場で指揮をとるのに使った采配に見立てたもの。

花期 5〜6月。
特徴 ばらばらと細長い花びらをぶらさげるように咲かせる姿は特徴的。比較的大きなランだが、地方によってはふつうに見られるもののひとつ。花茎の根もとに葉が1枚出る。1葉をもつランのうちで最も葉が大きい。15〜20個の花が一方にかたよって下向きに咲く。あまり開かない。多年草。


サイハイラン
采配に似た花
撮影 いがりまさし


淡緑褐色から淡紅色、または淡紫褐色を帯びる。


萼片と側花弁の長さ3〜3.5cm、幅0.4〜0.5mm。ラン科の花はふつう外花被片(萼片3個)・内花被片(側花弁2個・唇弁1個)が花びら(花弁)のように見える。

草丈 30〜50cm。
長さ25〜40cm、幅4〜8cm。長楕円形、無毛、先がとがる。1枚(まれに2枚)。夏には枯れ、秋に新葉が出て越冬する。
生育地 雑木林や山地のややうす暗い場所。
分布 北海道、本州、四国、九州。


(似た物)

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