クマガイソウ


ラン科/アツモリソウ属

クマガイソウ
古代の戦のほろに例えた命名
撮影 いがりまさし 5月11日 愛知県

和名 クマガイソウ
熊谷草。

由来
袋状の唇弁から「平家物語」の熊谷次郎直実の母衣(ほろ)を連想したもの。アツモリソウと対になった和名。

花期 4〜5月
特徴 独特の花の形はまちがえる心配はないが、自生のものに出会うのはまれ。


唇弁は桃色。


唇弁(しんべん)は袋状。萼片は披針形。

草丈 20〜40cm。
円形で花のつく株のものは対生する。
生育地 竹林や杉林、または雑木林など、比較的暗い林に群生する。急斜面に多い。
分布 北海道、本州、四国、九州。


(似た物)
  • アツモリソウ
    花は紅紫色。高原の草地に生える。

  • キバナノアツモリソウ
    唇弁(しんべん)は黄色っぽい。亜高山の草地に生える。

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