カキラン


ラン科/カキラン属

カキラン
花の色は柿を思わせる
撮影 いがりまさし 6月26日 静岡県三ヶ日町

和名 カキラン
柿蘭。

由来
花が柿の実のような色をしていることからついた名。別名:スズラン。つぼみの形が鈴に似ていることから。

花期 6〜8月。
特徴 緑色のつぼみがはじけると鮮やかなカキ色の花。この色は特徴的で、ほかに似た色のランはない。唇弁には赤紫色と橙色の模様が入る。湿地では数本かたまって生えることが多い。多年草。


橙黄色。唇弁の内側に赤紫色の斑紋がある。萼片は緑褐色を帯びる。


萼片、花弁とも1.2〜1.5cm。ラン科の花はふつう外花被片(萼片3個)・内花被片(側花弁2個・唇弁1個)が花びら(花弁)のように見える。

草丈 直立。30〜70cm。
互生。長さ3〜13cm幅2〜5cm。狭卵形で縦じわがあり、先は長くとがる。葉柄はなく茎を抱くようにつく。
生育地 日当たりの良い湿地や湿った草原。
分布 北海道、本州、四国、九州。


(似た物)
  • エゾスズラン
    花は淡緑色で亜高山の林下に生える。別名:アオスズラン。

  • ハマカキラン
    エゾスズランの変種。青森〜愛知の大平洋側の海岸。

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