ヒカゲスゲ


カヤツリグサ科/スゲ属

ヒカゲスゲ
撮影 いがりまさし 4月27日 埼玉県横瀬町

和名 ヒカゲスゲ
日陰菅。

由来
日陰に生えることによる名だが、実際には日当たりにも多い。

花期 4〜6月。(果実期を含む)。
特徴 膜質で茶色がかった雌花の鱗片、その鱗片の下に短毛の生えた果苞を確認できればヒカゲスゲだ。ふく枝を出さず株立ちになる。多年草。


ヒカゲスゲ
褐色の鱗片につつまれた果苞には短毛が生える
撮影 いがりまさし


雌花の鱗片は膜質で茶色がかっているのでこの色がよく目立つ。淡緑色の果苞はこの鱗片に隠れて見えにくい。


スゲの仲間は果実期の雌花が識別の重要なポイント。膜質で茶色がかった鱗片に短毛の生えた淡緑色の果苞が隠れている。先端の花序は雄小穂でそのすぐ下に複数の雌小穂がとりまき、さらに離れていくつかの雌小穂がつく。

草丈 10〜30cm。
線形で細い。
生育地 山地の林縁、草地など。
分布 北海道、本州、四国、九州。


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