ナルコスゲ


カヤツリグサ科/スゲ属

ナルコスゲ
撮影 いがりまさし 4月28日 埼玉県横瀬町

和名 ナルコスゲ
鳴子菅。

由来
花序の形が鳴子に似ていることによる。

花期 5〜6月(果実期を含む)
特徴 渓流に生えるスゲの中では最もふつうのもの。茎の先端の小穂(しょうすい)は雄性、茎の途中につく小穂は雌性で垂れ下がる。


果実期の雌花は淡緑色。雄花は茶色。


スゲの仲間は果実期の雌花が識別の重要なポイント。果苞(かほう)と呼ばれる果実は細長く、先がくちばしのようにとがる。それをつつむ鱗片(りんぺん)は果苞に比べると極端に小さい。

草丈 20〜40cm。
線形。
生育地 山地の渓流。
分布 北海道、本州、四国、九州。


(似た物)
  • ヒラギシスゲ
    やはり渓流に生えるスゲだが深山や北地に限られ、果苞(かほう)の先は長くとがることはない。

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