ナキリスゲ


カヤツリグサ科/スゲ属

ナキリスゲ
撮影 いがりまさし 9月17日 愛知県鳳来町

和名 ナキリスゲ
菜切菅。

由来
葉の縁がざらついて菜っぱを切ることができそうなところから。

花期 8〜11月(果実期を含む)
特徴 秋に咲くスゲはそれほど多くないが、そのなかで最もふつうに目にするもの。すべての小穂(しょうすい)の、先端に雄花、下の方に雌花がつく。これは、多くの秋に咲くスゲに共通する特徴。


ナキリスゲ
どの小穂にも雄花と雌花がつく
撮影 いがりまさし


果実期の雌花は淡緑〜茶色。雄花は茶色。


小穂の先端が雄性下の方が雌性。果苞は3〜3.5mm。

草丈 40〜60cm。
線形で縁はざらつく。
生育地 山地の林の縁や道ばた。
分布 本州、四国、九州。


(似た物)
  • コゴメスゲ
    ナキリスゲにそっくりだが海岸に生え、全体に小型で果苞の大きさは3mm未満。花期は夏から秋。

  • センダイスゲ
    ナキリスゲの変種で根茎があるので、株立ちにならず1本ずつ離れて生える。

TOP | HOME | 用語解説