コウボウムギ


カヤツリグサ科/スゲ属

コウボウムギ
ブラシのような雌花序
撮影 いがりまさし 6月6日 石川県宇ノ気町

和名 コウボウムギ
弘法麦。

由来
花序の形が筆を思わせることから弘法大使を連想し、一見麦に似ていることから弘法麦の名がある。別名:フデクサ(筆草)

花期 4〜6月。(果実期を含む)。
特徴 海岸の砂浜に見られるスゲは、まずこのコウボウムギかコウボウシバのどちらか。コウボウムギはひとつの茎にひとつの小穂をつけるので、茎の途中に小穂のつくコウボウシバと見わけられる。多年草。


雌雄異株で雌花は緑褐色、雄花は薄茶色。


花序は雌雄ともずんぐりした卵形。

草丈 10〜20cm。
線形でかたい。
生育地 海岸の砂地。
分布 北海道、本州、四国、九州。


(似た物)
  • コウボウシバ
    海岸に生えるスゲの仲間だが、雌雄同種で先端に雄小穂途中に複数の雌小穂をつける。

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