アゼナルコ


カヤツリグサ科/スゲ属

アゼナルコ
撮影 いがりまさし 6月16日 千葉県印旛沼

和名 アゼナルコ
畦鳴子。

由来
あぜに生え花序の形が鳴子に似ているから。

花期 5〜6月。(果実期を含む)。
特徴 上部のいくつかの花序は先端に雌花がつき、基部の方に雄花がつくので元の方が細くなっている。花序には長い柄がある。多年草。


アゼナルコ
果苞は平べったく鱗片は亀の尾状
撮影 いがりまさし


果実期の雌花は淡緑色〜褐色。雄花は茶色。


スゲの仲間は果実期の雌花が識別の重要なポイント。果苞と呼ばれる果実は平べったい。鱗片と呼ばれる果実をくるんでいる部分は先端が亀の尾のような形にとがる。

草丈 40〜80cm。
線形。
生育地 休耕田や沼地など。
分布 本州、四国、九州、沖縄。


(似た物)
  • アズマナルコ
    大型で山の湿った斜面に生える。

  • ナルコスゲ
    渓流のほとりに生える。ひとつの花序に雄花と雌花がつくことはない。

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