ショウブ


サトイモ科/ショウブ属

ショウブ
肉穂花序は小さな花の集まり
撮影 いがりまさし 5月23日 千葉県成東町

和名 ショウブ
菖蒲。

由来
本来、菖蒲とはセキショウの漢名である。正しくは白菖。『万葉集』などで菖蒲(あやめ)と詠んでいたのは紫色の花のアヤメではなく本種のショウブのこと。

花期 5〜7月。
特徴 5月の節句に菖蒲湯として使われるので名前はよく知られているが、実物を知る人は意外に少ない。水辺に群生するが花は地味で目立たない。全体に芳香がある。根茎は健胃薬に使われる。多年草。


黄〜黄土色。


花茎の先に長さ4〜10cm、直径0.6〜1cmの棒状の花の集まり(肉穂花序)をつける。花序の基部から長く伸びているのは葉ではなく苞。

草丈 50〜100cm。
長さ50〜100cm、幅1〜2cmの剣形。中脈が目立つ。
生育地 池や溝の縁。
分布 北海道、本州、四国、九州。


(似た物)
  • セキショウ
    3〜5月。小型。苞は花序と同長かやや長い。葉の中脈は目立たない。

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