カラスビシャク


サトイモ科/ハンゲ属

カラスビシャク
撮影 いがりまさし 5月6日 東京都稲城市

和名 カラスビシャク
烏柄杓。

由来
仏炎苞(ぶつえんほう)の形をひしゃくにたとえたもの。カラスは人間の役には立たないというほどの意味。

花期 5〜7月
特徴 仏炎苞(ぶつえんほう)をもつサトイモ科の仲間で田や畑に生えるものはほかにほとんどない。オオハンゲが似ているが、カラスビシャクの葉が完全に3つにわかれているのに対して、オオハンゲの葉は基部がつながっている。またカラスビシャクは葉柄にムカゴをつけるのも特徴。


仏炎苞は緑色。


仏炎苞(ぶつえんほう)の中に雄花群と雌花群が入っている。苞の外に飛び出しているのは付属体と呼ばれるもので一回曲がって上を向く。

草丈 20〜40cm。
葉は3小葉で、花茎とは別に地中から出る。
生育地 田や畑の周辺。
分布 日本全土。


(似た物)
  • オオハンゲ
    全体に大型で葉は基部でつながっている。

  • ウラシマソウ
    仏炎苞(ぶつえんほう)は紫褐色で付属体は長く伸びる。

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