スズメノテッポウ


イネ科/スズメノテッポウ属

スズメノテッポウ
撮影 いがりまさし 5月13日 福井県福井市

和名 スズメノテッポウ
雀の鉄砲。

由来
まっすぐに立ち上がった穂を、雀の使う小さな鉄砲に見立てたもの。

花期 4〜5月。
特徴 田植え前の田などに群生する。円柱形の直立した花序が特徴。同じような形になるものにセトガヤがあるが、こちらはひとつひとつの小穂に長い芒があり花序全体に毛が生えているように見える。スズメノテッポウにも芒はあるが短くて目立たない。また葯の色が違うのも見わけのポイント。水田型と畑地型の2種の生態型が知られている。1年草。


穂は淡緑色。橙色の葯が小穂の外に垂れ下がる。


小穂は扁平で密生し円柱状に見える。芒は小穂の外へ伸び出すがセトガヤのように長くない。

草丈 20〜40cm。
5〜15cm。
生育地 田畑。
分布 日本全土。


(似た物)
  • セトガヤ
    芒は長く花序全体に毛が生えているように見える。葯は白い。

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