オギ


イネ科/ススキ属

オギ
撮影 いがりまさし 10月10日 愛知県豊橋市

和名 オギ
荻。

由来
オギ(荻)は屋根を葺くのに用いられる。別名:カゼモチグサ、ネザメグサ。

花期 8〜10月。
特徴 秋に河原を白銀色にうめつくす姿は壮観。ススキによく似ているが、小穂の基部の毛が白く、花序全体が銀色に見えるのが特徴。花序がやわらかくぼってりしているのもススキと違うところ。また根茎を引くのも特徴。水辺など湿地に生えるが、ヨシより乾いた所、ススキより湿った所に生える。多年草。


小穂の基部には白い長毛を束生し、白銀色に輝いて見える。


小穂をルーペで見ると基部に白くてやわらかい毛がある。ススキにもあるがオギより短い。ススキはさらに小穂の先に芒があるがオギにはない。

草丈 100〜250cm。
線形で縁には細かい鋸歯がありひどくざらつく。中央の脈が白いのもヨシと見わけるよいポイント。
生育地 日当たりの良い河原や湿地。
分布 日本全土。


(似た物)
  • ススキ
    花序は紫褐色〜黄金色。小穂には芒があり根茎を引かないので株立ちになる。

  • ヨシ
    穂は紫褐色で葉の中央脈は白くない。

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