オオアワガエリ


イネ科/アワガエリ属

オオアワガエリ
撮影 いがりまさし 6月11日 愛知県渥美半島

和名 オオアワガエリ
大粟返。

由来
アワガエリに似て大型なのでこの名がついた。アワガエリとは粟が化けたものというほどの意味だろう。牧草としての名はチモシー。

花期 6〜8月
特徴 ヨーロッパ原産の牧草で道ばたなどに帰化している。漫画にでてくるロボットの顔のような小穂(しょうすい)の形が特徴的なのでぜひルーペで見てほしい。この形が同定の決め手になる。


オオアワガエリ
ひとつひとつの小穂は鬼の面のような形
撮影 いがりまさし


淡緑色〜紫褐色。


小穂は2つの苞穎(ほうえい)の先がとがり背の部分(竜骨)に刺のような荒い毛が生えていて鬼の面のように見える。

草丈 50cm〜1m。
葉は線形で幅20cm〜50cm。
生育地 道ばたや荒れ地、牧草地や人為的な草原などに生える。
分布 ヨーロッパ原産。


(似た物)
  • アワガエリ
    在来種で全体に小型。小穂の形も似ているが苞穎は下の方がほっそりしている。

  • ネズミノオ
    小穂は細長くて刺のような荒い毛はない。

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