イヌムギ


イネ科/スズメノチャヒキ属

イヌムギ
小穂には短い芒がある
撮影 いがりまさし 6月10日 愛知県豊橋市

和名 イヌムギ
犬麦。

由来
南米原産の帰化植物。イヌは否定的な意味で用いられることが多く、食料にするムギより劣るという意味であろうか。

花期 5〜8月。
特徴 比較的大きな小穂を、重たそうにまばらにつける花序が特徴。小穂は6〜10個の小花からなり、小花の先には短い芒がある。多年草。


緑色。黄色の短い葯は中に包まれており、外からは見えない。


閉鎖花しかつけない。黄色の長い葯を外に垂らしているものをヤクナガイヌムギと呼ぶが、今後の詳しい研究が必要。

草丈 40〜100cm。
線形15〜30cmで、葉鞘には毛がある。ヤクナガイヌムギは葉鞘に毛がない(長田1989)とされるが、開放花をつけるもののなかにも、イヌムギと同様葉鞘に毛があるものがある。
生育地 平地の道ばたなど至る所に見られる。
分布 日本全土。南アメリカ原産。


(似た物)
  • スズメノチャヒキ
    小穂が小さい。

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