スズメノヤリ


イグサ科/スズメノヤリ属

スズメノヤリ
撮影 いがりまさし 4月16日 愛知県額田町

和名 スズメノヤリ
雀の槍。

由来
頭花のようすが大名行列の毛槍に似ているのでこの名がある。

花期 4〜5月
特徴 田のあぜなどで見かける特徴ある姿は見まちがえるものはほとんどない。同じ仲間の似たものは、すべて茎の先に頭花(花の集まり)がいくつかつくが、スズメノヤリはふつうひとつの茎にひとつの頭花がつく。


スズメノヤリ
雄性期の花序
撮影 いがりまさし


褐色。


花被片は6個。最初雌しべの柱頭が現れ、その後雄しべの葯が出てくる。これは自家受粉を避けるしくみで雌性先熟という。

草丈 10〜30cm。
葉は細長く縁に長くて白い毛がある。
生育地 日当たりのよい草地。
分布 日本全土。


(似た物)
  • ヤマスズメノヒエ
    茎の先がわかれて数個の頭花(花の集まり)がつく。山地の草原。

  • ヌカボシソウ
    花はかたまらず、花柄の先にひとつずつつく。林の中。

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