カキツバタ


アヤメ科/アヤメ属

カキツバタ
撮影 いがりまさし 5月21日 愛知県刈谷市

和名 カキツバタ
杜若。燕子花。

由来
牧野富太郎によると「書き附け花」の意味でその転訛とか。書き附けとはこすりつけること。昔、花汁で布をこすり染めたことに由来する。

花期 5〜7月。
特徴 外側の花びら(外花被片)中央に白いすじが入り、きりりと締まって見える。よく似たノハナショウブは黄色のすじで花色もやや赤みがかっている。多年草。


紫色。外側の花びら(外花被片)の中央部は淡黄味がかった白色の斑紋がある。


花は、垂れ下がった3枚の外花被片と立ち上がった3枚の内花被片との6枚の花びらで構成される。外花被片の長さ6〜8cm。内花被片の長さ6cm。

草丈 直立。40〜90cm。
幅2〜3cm。葉の中脈は目立たない。
生育地 水湿地を好み、池の周りや湿地に群生する。
分布 北海道、本州、四国、九州。


(似た物)
  • ノハナショウブ
    外花被片に黄色の斑紋。葉の中脈は隆起し目立つ。

  • アヤメ
    外花被片に網目紋様。内花被片は4cm。

  • ヒオウギアヤメ
    外花被片に網目紋様。内花被片は1cmと短い。

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