オニドコロ


ヤマノイモ科/ヤマノイモ属

オニドコロ
雄花
撮影 いがりまさし 7月2日 愛知県豊橋市

和名 オニドコロ
鬼野老。

由来
野老は海老(エビ)に対する名。根茎を長寿を祝う正月の飾りに使い、そのヒゲ根を老人のヒゲに例えたもの。根茎を食用にする所もあるが味は苦い。別名:トコロ。

花期 7〜8月。
特徴 丸みのあるハート形の葉がまず見わけのポイント。葉の脇(葉腋)にムカゴはつかない。果実は楕円形で3翼がある。種子には片側にだけに長楕円形の薄い膜のような翼がつくのも特徴。多年草。


淡緑色。


雌雄異株。雄花序は葉腋から直立。雌花序は垂れ下がる。(写真は雄株)

草丈 つる性。
互生。丸みのあるハート形。長さ幅とも4〜12cm。
生育地 林の縁ややぶ。
分布 北海道、本州、四国、九州。


(似た物)
  • ヤマノイモ
    葉は細長いハート形で対生。葉腋にムカゴがつく。白花。

  • タチドコロ
    葉には細かい波状の鋸歯がある。

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