ヤブカンゾウ


ユリ科/ワスレグサ属

ヤブカンゾウ
花はくしゃくしゃとした重弁
撮影 いがりまさし 7月29日 長野県長門町

和名 ヤブカンゾウ
藪萱草。藪甘草。

由来
やぶに生えるのでついた名前。有史以前に中国から帰化したと考えられている。別名:オニカンゾウ。

花期 7〜8月。
特徴 橙赤色の花びら(花被片)が重弁でくしゃくしゃといているのが特徴。これは雄しべや雌しべが花被片に変化したもの。ノカンゾウよりも大振り。若葉は甘みがあっておいしい。根のところどころが膨らんで豆粒のようになる。果実は結ばない。多年草。


橙赤色。


重弁。雄しべと雌しべが花弁状になっている。早朝に咲き1日でしぼむ。

草丈 80〜100cm。
線形で無毛、先はやや垂れ下がる。鮮緑色で厚みがある。
生育地 道ばたや土手、林の縁、線路沿い。
分布 北海道、本州、四国、九州。


(似た物)
  • ハマカンゾウ
    花びら(花被片)は6個。海辺に生える。

  • ノカンゾウ
    花びら(花被片)は6個。花は橙赤色から赤褐色まで変化が多い。

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