スカシユリ


ユリ科/ユリ属

スカシユリ
撮影 いがりまさし 6月23日 山形県山北町

和名 スカシユリ
透百合。

由来
花びら(花被片)の根もとが細く、すきまができるのでこの名がある。イワトユリの別名もある。

花期 6〜7月。
特徴 橙色のユリで上を向いて咲くのは、野生種ではこのスカシユリとエゾスカシユリだけ。本州にあるのはほとんどスカシユリだが、つぼみに毛がないのがエゾスカシユリと見わけるポイント。海岸の岩場に咲いていると、遠くからでもよく目立つ。多年草。


橙色。


直径10cmほど。橙色の花びらに黒っぽい斑点がある。まれに黄色の花もある。

草丈 20〜50cm。
互生だが、接近してつくため輪生状になる。
生育地 海岸の岩場や草地に多いが、地方によっては山地の岩場にも見られ、ミヤマスカシユリ、ヤマスカシユリなどの名で変種に扱われることもある。
分布 本州。


(似た物)
  • コオニユリ
    花は横を向いて咲き、花びら(花被片)は反転する。

  • エゾスカシユリ
    北海道に生える変種。つぼみに毛が生える。

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