クサスギカズラ


ユリ科/クサスギカズラ属

クサスギカズラ
撮影 いがりまさし 6月8日 石川県輪島市

和名 クサスギカズラ
草杉葛。

由来
杉の葉に似てつるになる草という意味。

花期 5〜6月
特徴 海岸に生える風変わりな植物。野菜のアスパラガス(オランダキジカクシ)と同じ仲間だが、全体がとげとげしい。果実は汚白色に熟す。多年草。


クサスギカズラ
花は3〜4mmとごく小さい
撮影 いがりまさし


黄白色でめだたない。


花被片は6個だが小さいのでスズランのような形に見える。

草丈 10cm〜2m。
杉の葉のように見えるのは葉状枝と呼ばれる枝が変化したもので、本当の葉は退化してそのつけねに鱗片状についているが、ルーペでないと見えないほど小さい。葉状枝は弓なりになり断面が三角形なのが特徴。
生育地 海岸の岩場や砂浜。
分布 本州、四国、九州、沖縄


(似た物)
  • オランダキジカクシ
    全体がやわらかい。耕地周辺で野生化している。アスパラガス。

  • キジカクシ
    山地に生え全体がやわらかい。果実は赤色。

  • ハマタマボウキ
    中国地方と九州の海岸に生え、葉状枝は弓なりにならない。花はクサスギカズラよりひとまわり大きく果実は赤く熟す。

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