ヒルムシロ


ヒルムシロ科/ヒルムシロ属

ヒルムシロ
撮影 いがりまさし 6月21日 福井県大野市

和名 ヒルムシロ
蛭筵。

由来
ヒルムシロの生えるような沼にはヒルが多く、葉の上にヒルが乗って浮かんでいることもある。それをむしろに例えたものといわれる。

花期 6〜10月。
特徴 水面に披針形の葉を浮かべてオオバコのような花序を立てる水草。似た仲間はいくつかあるが識別は大変むつかしい。秋から冬になると地中にバナナのような越冬芽をつくって休眠する。水田の強害草だったが農薬の普及で数が少なくなった。多年草。


黄緑色。


小さい花を密集させた花序を水面から突き出す。花が終わると花序は倒れて水中に沈む。

草丈 水面に浮かぶ水草。
互生。水中に沈んでいる葉(沈水葉)と水面に浮かんでいる葉(浮水葉)がある。沈水葉は柄が短く質が薄い。浮水葉は5〜10cmの長楕円形で長い葉柄があり、質が厚く光沢がある。
生育地 池、沼、溝などの水中。
分布 日本全土。


(似た物)
  • フトヒルムシロ
    葉の縁が波うって縮れている。

  • ジュンサイ
    葉は卵形。

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