ユウガギク
キク科/ヨメナ属
:
いがりまさし
9月29日 愛知県稲武町
和名
ユウガギク
柚香菊。
由来
柚(ユズ)香りをもつ菊の意味だが実際にはあまり香らない。
花期
7〜11月。
特徴
花びら(舌状花)が白い野菊の代表的なもの。シロヨメナやシラヤマギクなどほかの白い野菊と決定的に違うのは、果実の冠毛が0.25mmほどとごく短いこと。そのほか、葉が羽状に切れこむこと、枝を左右に伸びる傾向が強いことも特徴。花びらが淡紫色のものもある。日当たりの良い草地や湿地に多い。多年草。
花
色
周辺の舌状花はふつう白色だが淡紫色のものもある。中心の筒状花は黄色。
形
花の直径は約2.5cm。果実の冠毛は0.25mmほどとごく短い。
草丈
30〜100cm。上部でよく分枝し、枝が横に広がる。
葉
互生。ヨメナに比べて葉の質は薄い。葉の縁は鋸歯〜U字型の切れこみがあるが浅深さまざま。長さ5〜10cm。ごく短い葉柄があるか無柄。
生育地
山の林の縁や田のあぜなど。やや湿り気のある所に多い。
分布
本州(近畿地方以北)。
(似た物)
カントウヨメナ
葉は極端に羽状に切れこむことはない。舌状花はふつう淡紫色。
オオユウガギク
全体がひとまわり大きく花びら(舌状花)は淡紫色。冠毛の長さは1mmほどとやや長い。西日本に多い。
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用語解説