ヤブタバコ


キク科/ガンクビソウ属

ヤブタバコ
頭花は黄色
撮影 いがりまさし 9月20日 愛知県作手村

和名 ヤブタバコ
藪煙草。

由来
やぶに生えて葉がタバコに似ているため。

花期 9〜11月。
特徴 茎は直立するが一番上で枝わかれし放射状に枝を伸ばすことが多い。ガンクビソウの仲間は、ふつう長い柄の先に頭花をつけるが、ヤブタバコは葉のつけねに柄のない頭花をつけるので、葉ばかりが目立って花が咲いていても注意していないと気がつかない。独特の臭気がある。1年草〜越年草。


黄色。


上部の枝の葉腋に、無柄の頭花が1個ずつ下向きに多数つく。頭花は筒状花のみ。

草丈 50〜100cm。
1年目はふつうロゼット状になる。茎の下部では互生し、基部には広い翼のついた柄がある。両面に短い毛が密生する。両面に腺点がある。根生葉は花期には枯れる。
生育地 人家に近いやぶ、山野、丘陵、雑木林、林、林縁などで見られる。
分布 日本全土。
備考 果実の先はくちばしのようになっていて、粘液を出して洋服や動物について運ばれる。腸内寄生虫(サナダムシ)の駆除薬に利用される。


(似た物)
  • ガンクビソウ
    頭花は柄の先につく。

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