メナモミ


キク科/メナモミ属

メナモミ
撮影 いがりまさし 10月4日 愛知県鳳来町

和名 メナモミ

由来
別属のオナモミに対して、か弱く見えるためについた名前。別の説では、「なずむ」からきたとか、「な揉み」(揉むな)からきているとも言われるがはっきりしていない。漢名は、画面表示不可能な漢字。

花期 9〜10月。
特徴 子どもが描く太陽の形、とでもいおうか。頭花のまわりを細長い総苞片がとりまいているようすは例えるならそんな形だ。よく似たコメナモミは、茎が細く毛が目立たない。メナモミは白いフサフサした毛が目立つ。コメナモミの方も毛があるにはあるが、短い伏毛がまばらに生えるだけ。


黄色。


頭花は枝先にたくさんつく。頭花の外側の舌状花は内側の筒状花をとりまいている。5枚の大きな総苞と小さい総苞があり、粘って洋服や動物の身体について散布される。花柄にも腺毛がある。

草丈 60〜120cm。
対生する。葉の両面にはやわらかい白い毛が生えている。卵状三角形で3本の縦の脈が目立つ。葉柄には翼がある。
生育地 山野、路傍、荒れ地などで見られる。
分布 北海道、本州、四国、九州。


(似た物)
  • コメナモミ
    茎が細く、伏した毛がまばらにあるだけで目立たない。

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