フクオウソウ


キク科/フクオウソウ属

フクオウソウ
撮影 いがりまさし 9月29日 愛知県津具村

和名 フクオウソウ
福王草。

由来
三重県の福王山にちなんでいる。

花期 9〜10月。
特徴 根もとに大きな切れこんだ葉をつけ、ニガナを白くしたよう花がうつむいて咲く。似たものが多いキク科のなかでもちょっと独特な形である。全体に腺毛が多く茎や葉を切ると白い汁が出る。多年草。


白色。青紫色を帯びる。


うつむきがちに咲く。頭花は9〜13個の舌状花からできている。雄しべと雌しべは長く突き出る。総苞は長く、粗い毛がある。

草丈 35〜100cm。
長い柄があり、茎の下部に集まって手のひら状に切れこむ。葉の基部は葉柄に伸びてひれ状になる。
生育地 山地の木陰。
分布 本州、四国、九州。


(似た物)
  • オオニガナ
    頭花は黄色、近畿以北の本州に分布。山中の湿地。

  • ムラサキニガナ
    花は紫色。下部の葉は羽状に裂ける。

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