フキ


キク科/フキ属

フキ
撮影 いがりまさし 4月23日 山形県西川町

和名 フキ
蕗。

由来
古名の「ヤマフブキ」が詰まったという説がある。ふきのとうは、早春の山菜の代表的存在。葉や葉柄も食べられる。スーパーなどで売られているのはアキタブキの栽培品が多い。

花期 2〜5月。
特徴 ふきのとうと呼ばれる花の茎は、春を告げる季節の使者として、山菜として、よく知られている。ふきのとうがまず出て、あとから葉が展開する。雌雄異株。薬用。多年草。


雄株は淡黄色。雌株は白っぽい。


つぼみ(ふきのとう)は淡緑色のうすい苞につつまれている。頭花は枝わかれした茎の先に多数つく。雄花、雌花ともに筒状花だけで、どちらも冠毛がある。雄株は実を結ばず花が終わると枯れる。

草丈 30〜60cm。
幅は15〜30cmでほぼ円形。葉柄や葉裏には灰色の毛が生える。
生育地 山野、路傍、多の畦などのやや湿り気のある所。崩壊地。畑地周辺。
分布 本州(岩手水沢以南)、四国、九州、沖縄。


(似た物)
  • アキタブキ
    北日本に生える大型の変種。大型であるほか葉の展開が早く、花が咲く頃には葉も出ているのが特徴。葉柄2m、葉身は幅1.5mに達するものもある。一般に秋田蕗と呼ばれるものは、この大型の系統を栽培したもの。北海道、本州岩手秋田以北。

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