ヒメジョオン


キク科/ヒメジョオン属

ヒメジョオン
撮影 いがりまさし 6月7日 東京都八王子市

和名 ヒメジョオン
姫女苑。

由来
由来は不明。明治維新のころに入ってきて日本中に帰化している。日本に入ってきた当初は「柳葉姫菊」と呼ばれ、珍重されたという。

花期 6〜10月。
特徴 夏の空き地で猛威をふるう帰化植物。ハルジオンとはよく似ているが、ハルジオンは茎がストローのように中空なのに対して、ヒメジョオンは芯がつまっている。また、葉は茎を抱かず、つぼみはあまりうなだれない、なども見わけのポイントだ。冬はロゼットで過ごす。薬用。若葉を食用にする。1年草〜越年草。


白色〜淡紫色。


ハルジオンよりも1ヵ月ほど遅く開く。茎の上部は枝わかれし頭花を多数つける。舌状花の幅はやや広く冠毛はない。筒状花には長い冠毛がある。つぼみはあまりうなだれない。

草丈 30〜130cm。
互生。両面に毛があり少しざらつく。根生葉は花期には枯れる。下部の葉は卵型で長い柄がある。縁に粗い鋸歯がある。上部の葉は披針形で先がとがり、基部は細くなり茎を抱かない。
生育地 河原、市街地、畑、庭、公園、道端、荒れ地などで見られる。亜高山帯にまではいりこんでいる。
分布 日本全土。ヨーロッパ原産。


(似た物)
  • ハルジオン
    茎は中空で根生葉は花期にも残り、茎葉は茎を抱く。また、つぼみのときはうなだれて下を向くのも特徴。舌状花は桃色がかることが多い。北アメリカ原産。

  • ヘラバヒメジョオン
    葉がへら形で鋸歯はほとんどない。北アメリカ原産。

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