ノボロギク


キク科/キオン属

ノボロギク
撮影 いがりまさし 4月12日 愛知県豊橋市

和名 ノボロギク
野襤褸菊。

由来
山野に生えるサワギク(ボロギク)に似ていて、野に生えるという意味でつけられた名前。明治時代初期に入ってきた帰化植物。

花期 1〜12月。
特徴 頭花は筒のような形で一見つぼみのように見える。年中花が咲くのでたいていは綿毛のついた実も同時につけている。花冠は黄色で総苞は緑色。茎は中空でやわらかく赤紫色を帯びる。有毒植物。薬用。越年草〜1年草。


黄色。


茎の上部で枝わかれして先に黄色の頭花をつける。総苞は緑色。

草丈 30cm。
互生する。下部の葉には柄がある。葉は不規則に切れこみ基部は茎を抱く。光沢がある。
生育地 市街地、河原、畑、果樹園、庭、公園、道端、荒れ地、空き地などで見られる。
分布 ヨーロッパ原産。


(似た物)
  • サワギク
    低山から山地の沢沿い。頭花は黄色で舌状花がある。

  • ウスベニニガナ
    花冠は桃色。本州和歌山県、四国、九州に分布。

  • ダンドボロギク
    北アメリカ原産。総苞が紫褐色で花冠は淡黄色。丘陵の伐採跡などで見られる。

  • ベニバナボロギク
    花冠は紅色で垂れ下がって咲く。アフリカ原産の帰化植物。丘陵の伐採地など。

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