ノブキ


キク科/ノブキ属

ノブキ
撮影 いがりまさし 8月31日 熊本県菊池渓谷

和名 ノブキ
野蕗。

由来
葉が蕗に似ているためについた名前。

花期 8〜10月。
特徴 フキに似ているが葉の先がややとがり、葉柄に狭い翼があるのが特徴。同じキク科で葉はよく似ているが、花はまるでちがう。果実の先に腺体があって粘り、衣服や動物などについて散布される。多年草。


白色だが、緑色の若い実も花のように見える。


茎の上部で枝わかれして白く小さな頭花を多数つける。頭花は筒状花だけで、外側の花(雌花)だけが結実する。中心部は両性花で結実はしない。

草丈 50〜80cm。
幅10〜20cm。互生して茎の基部に数枚が集まる。葉柄や葉の裏、茎には白くてやわらかい毛がある。
生育地 山地の木陰、谷間の山道。やや湿り気のある所に生える。
分布 北海道、本州、四国、九州。


(似た物)
  • ヌマダイコン
    本州関東地方以南、四国、九州に分布。山中の湿地や水辺に生える。葉は対生し先がとがる。

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