ノハラアザミ


キク科/アザミ属

ノハラアザミ
撮影 いがりまさし 8月15日 長野県蓼科高原

和名 ノハラアザミ
野原薊。

由来
草原の秋を彩るアザミの意味で牧野富太郎が命名した。

花期 8〜11月。
特徴 総苞は球状で太く上を向いて咲く、などの点はノアザミとそっくり。総苞は粘らないことと、花期がノアザミより遅く夏の終わりにならないと咲きはじめないいことが識別のポイント。多年草。


紅紫色。


総苞の部分は球状にふくらみ、上を向いて咲く。総苞は反り返らない。筒状花の先端に昆虫などが触れると、花粉を出すしくみを持っている。

草丈 50〜120cm。枝別れはしない。
互生。大きく切れこみ、鋸歯の先端は刺になる。触れれば痛い。長さ10〜30cm。花の時期にも根生葉がある。
生育地 山野の林縁〜道ばた、草原など。
分布 本州(中部地方以北)。


(似た物)
  • ノアザミ
    総苞が粘る。

  • タイアザミ
    花期に根生葉はない。

  • アザミの仲間は数十種もあり識別は難しい。

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