ノアザミ


キク科/アザミ属

ノアザミ
撮影 いがりまさし 6月20日 愛知県作手村

和名 ノアザミ
野薊。

由来
野に咲くアザミ。アザミの語源は古く、よくわかっていない。

花期 5〜8月。
特徴 秋に咲くアザミ類が多いなかで、このノアザミだけは初夏から咲く。総苞(萼に相当する部分)が粘る点が、よく似たノハラアザミとの識別ポイント。多年草。


紅紫色。


総苞の部分は球状にふくらみ、上を向いて咲く。総苞片は反り返らない。筒状花の先端に昆虫などが触れると、花粉を出すしくみを持っている。

草丈 50〜120cm。茎は太く、枝別れはしない。
互生。大きく切れこみ、鋸歯の先端は刺になる。触れれば痛い。長さ10〜30cm。花の時期にも根生葉が残っている。
生育地 山野の林縁〜道ばた、草原など。
分布 本州、四国、九州。


(似た物)
  • ノハラアザミ
    総苞は粘らない。

  • トネアザミ
    花期に根生葉はない。

  • アザミの仲間は数十種もあり、地方によってさまざまな種が分布している。

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