キツネアザミ


キク科/キツネアザミ属

キツネアザミ
アザミに似た花
撮影 いがりまさし 5月12日 愛知県新城市

和名 キツネアザミ
狐薊。

由来
アザミに似ているが、実際は違うので、キツネにだまされたという意味でついたという説がある。

花期 4〜6月。
特徴 陽春の頃、耕す前の田んぼにすくすくと茎を伸ばしていつのまにか紅紫色の頭花をつける。アザミに似ているが葉に刺がないのでそれだけでも一目瞭然だ。初秋に発芽して、冬はロゼットで過ごし、翌年の春に花を咲かせる越年草。


紅紫色。


頭花は直径2.5cm程度。頭花は筒状花のみで枝先に多数つける。総苞片の外側にこぶのようなでっぱりがある。

草丈 60〜100cm。
根出葉は群がって生える茎葉は互生。羽状に深く切れこんで、裏面には白い綿毛が多数生える。
生育地 田畑、道ばた。耕す前の水田に多い。
分布 本州、四国、九州、沖縄。


(似た物)
  • ノアザミ
    春から初夏に咲くアザミ。葉に鋭い刺がある。

  • ヒメヒゴタイ
    花も葉もキツネアザミに似ているが、花期は秋なので見まちがえる心配はない。総苞片に紅紫色の付属体があるのも特徴。

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