カンサイタンポポ


キク科/タンポポ属

カンサイタンポポ
総苞はほっそりしている
撮影 いがりまさし 4月13日 岡山県総社市

和名 カンサイタンポポ
関西蒲公英。

由来
西日本で見られるタンポポ。

花期 4〜5月。
特徴 主に西日本に生える在来のタンポポ。全体に小形で、総苞には突起がなくほっそりしている。大阪より西で見る在来の黄色いタンポポはまずこれ。茎や葉を切ると白い汁が出る。根をキンピラにしたり、煎ってコーヒーにしたりする。サラダ、天麩羅などにしてもおいしい。多年草。


黄色。


花はやや小さく、舌状花の数も少ない。花期の総苞の長さは13〜14mmほどで、外片の長さは内片の半分以下。角状突起はふつうなく、まれにあってもごく小さい。

草丈 7〜20cm。
地面から放射状に葉を広げる。深く裂けるか欠刻がある。タンポポの仲間は葉も微妙に違うが葉での識別は難しい。
生育地 野原や道端、土手。自然の残っている農村などに多い。
分布 本州(長野県以西)、四国、九州、沖縄。


(似た物)
  • ヒロハタンポポ
    総苞の外片、内片ともに三角状に張り出した突起が目立つ。外片は内片の2/3ほど。東海地方中心。

  • カントウタンポポ
    総苞外片は内片の1/2ほどで突起がある。関東地方。

  • エゾタンポポ
    総苞外片に突起がなくゴロッとした感じに見える。外片は内片の1/2ほど。

  • セイヨウタンポポ
    ヨーロッパ原産。総苞の外片が反り返る。

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