カワラヨモギ


キク科/ヨモギ属

カワラヨモギ
カワラヨモギのつぼみ
撮影 いがりまさし 6月6日 石川県加賀市

和名 カワラヨモギ
河原蓬。河原艾。

由来
河原に生えるヨモギの意味だが、海岸でも見ることが多い。

花期 9〜10月。
特徴 粉をふいたように白くて細かく切れこんだ葉が印象的だが、花のつく茎の葉は白くない。茎の下部は木のように堅くなる。花のつく茎と花のつかない茎がある。海岸のものは花の頃には花茎が倒れることが多い。花が咲いた株は枯れる。多年草。


黄色。


頭花の長さは約2mmで、すべて筒状花。中心に両性花、周辺に雌性花をつける。小さな花が枝にびっしりとつく。

草丈 30〜100cm。
花のつかない茎の葉は、細かい切れこみがあり、白い毛が多いので白く見える。花のつく茎の葉も細かく切れこんで糸のように細くなるが、毛はない。
生育地 海岸や河原の砂地。
分布 本州、四国、九州、沖縄。


(似た物)
  • オトコヨモギ
    毛はほとんどない。葉はへら状のくさび形で上端は不規則に切れこむ。日当たりのよい山地や丘陵、ススキ草原、河原の乾いた砂礫地。

  • ヨモギ
    葉の裏面に綿毛が密生する。道端や山の草原。

  • イヌヨモギ
    葉は倒卵形〜さじ形、縁に大きな鋸歯がある。

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