オニノゲシ


キク科/ノゲシ属

オニノゲシ
葉の基部は耳状
撮影 いがりまさし 6月17日 千葉県佐倉市

和名 オニノゲシ
鬼野罌粟。鬼野芥子。

由来
葉がケシ(ケシ科)に似ていることからついた。ノゲシに似ているが、葉に鋭い刺があって荒々しい感じがする。

花期 4〜10月。
特徴 春先にはタンポポをはじめ黄色いキクのような花が多いが、ノゲシの仲間はアザミのように切れこんだ葉をもつ。オニノゲシは葉の刺が鋭く荒々しいことのほか、葉の基部が丸く耳状になるのが特徴。ヨーロッパ原産で明治時代に渡来した。1年草〜越年草。


黄色。


タンポポを小型にしたような花で総苞は下の方が太くて目立つ。直径1〜2cm程度。曇った日には閉じていることが多い。

草丈 50〜120cm。
互生。光沢があり、葉の基部は耳のように張り出す。鋸歯の先は鋭い刺があり、さわると痛い。
生育地 日当たりの良い荒れ地、道ばた、田畑の周辺など。
分布 ヨーロッパ原産。


(似た物)
  • ノゲシ
    葉はやわらかく葉の基部は三角状にとがる。日本全土。

  • ハチジョウナ
    頭花が3cm以上と大きく葉の裏は粉をふいたように白い。海岸の砂地や荒れ地に生える。

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