オニタビラコ


キク科/オニタビラコ属

オニタビラコ
撮影 いがりまさし 4月12日 愛知県豊橋市

和名 オニタビラコ
鬼田平子。

由来
鬼は大型という意味で、タビラコはコオニタビラコの別名。コオニタビラコに似ていて、大きいことからついた名前。

花期 南方では周年、北方では5〜10月に見られる。
特徴 桜が咲き終わる頃、急に長い茎を伸ばして、タンポポを小さくしたような頭花をいくつもつける。根もとには、やはりタンポポに良く似た放射状の根生葉があるが、タンポポに比較すると質感がやわらかい。茎や葉を切ると白い乳液が出る。


黄色。


頭花の直径は7〜8mmほど、黄色い舌状花だけでできている。散房状に多数の頭花をつける。

草丈 20〜100cm。
根生葉はロゼット状につき、羽状に深く切れこむ。茎にはほとんど葉をつけない。ロゼットで越冬する葉は赤みを帯びる。
生育地 日当たりの良い空き地、田の畦、畑、民家の庭、道端、公園、石垣の間など。
分布 日本全土。
備考 太い茎を1本だけ立て、茎の途中に葉を数個つけ、毛が多いものを、アカオニタビラコとして別種にする見解が最近発表された。この見解に従うと、写真はこちらにあたり、越年草で花期は春。オニタビラコは、細い茎を数本立て、途中に葉がほとんどなく、毛も少ない。多年草で春と秋に咲く。


(似た物)
  • コオニタビラコ
    茎は地をはい高さは10cmほど。耕す前の水田、畦などに生える。花期は3〜6月。

  • ヤブタビラコ
    路傍、やぶ、空き地などのやや湿った場所に生える。茎、葉に軟毛がある。花期は5〜7月。

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