オオブタクサ


キク科/ブタクサ属

オオブタクサ
撮影 いがりまさし 9月8日 神奈川県足柄山

和名 オオブタクサ
大豚草。

由来
ブタクサより大型なのでついた名前。ブタクサは英名のhog weedから。別名:クワモドキ。葉が桑の葉に似ているところからついた。

花期 8〜9月。
特徴 同じような緑色の目立たない花序をもつものにはブタクサがあるが、識別の決め手は葉の形。ブタクサは細かく切れこむがオオブタクサは大きくフォーク状に切れる。茎、葉に堅い毛があってざらつく。1年草。


緑色。


同じ株に雄花と雌花がある。雄花:枝先に長い穂になって下向きにつく。雌花:雄花の穂の下の葉のもとに数個つく。

草丈 100〜300cm。
対生する。フォーク状に大きく切れこみ、細かい鋸歯がある。長い柄がある。
生育地 河原、空き地、道ばた、休耕地。
分布 北アメリカ原産。
備考 戦後に日本に帰化し、都市周辺の造成地や河原などに繁茂する。花粉症の原因の一つとされる。


(似た物)
  • ブタクサ
    北アメリカ原産。葉は羽状に細かく切れこむ。茎の下部で対生、上部で互生する。

  • ブタクサモドキ
    北アメリカ原産。都市周辺や港などで帰化。葉はやや厚く、羽状に深裂、先がとがる。

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