エゾタンポポ


キク科/タンポポ属

エゾタンポポ
撮影 いがりまさし 4月11日 埼玉県横瀬町

和名 エゾタンポポ
蝦夷蒲公英。

由来
北海道に多いことからついた名前。

花期 3〜5月。
特徴 在来のタンポポはどれも総苞が反り返らないが、そのなかでもエゾタンポポは外片に突起がなく、ゴロッとした感じに見えるのが特徴。外片は内片の1/2ほど。本州中部でも内陸部や日本海側には多い。多年草。


エゾタンポポ
総苞外片は突起がなくゴロッとしている
撮影 いがりまさし


黄色。


頭花は直径4cm前後と大きめ。花びらのように見えるのは舌状花で、エゾタンポポはその数も多い。タンポポはどれもそうだが筒状花はない。

草丈 15〜40cm。
地面から放射状に葉を広げる。深く裂けるか欠刻がある。タンポポの仲間は葉も微妙に違うが葉での識別は難しい。
生育地 自然の豊かな農村、里山に多い。
分布 北海道、本州(中部地方以北)。


(似た物)
  • カントウタンポポ
    総苞外片は内片の1/2ほどで突起がある。関東地方。

  • カンサイタンポポ
    小型で舌状花の数は少なく総苞もほっそりしている。総苞片の突起はほとんどない。西日本。

  • ヒロハタンポポ
    総苞の外片、内片ともに三角状に張り出した突起が目立つ。外片は内片の2/3ほど。東海地方中心。

  • セイヨウタンポポ
    ヨーロッパ原産。総苞の外片が反り返る。

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