ウラジロチチコグサ


キク科/ハハコグサ属

ウラジロチチコグサ
葉の裏は著しく白い
撮影 いがりまさし 7月1日 愛知県豊橋市

和名 ウラジロチチコグサ
裏白父子草。

由来
チチコグサの仲間で葉の裏が白い毛で覆われていることによる。

花期 5〜11月。
特徴 チチコグサの仲間は最近ふえた帰化種が多く、見わけが難しい。ウラジロチチコグサの特徴は、葉の表と裏の色の違いがはっきりしている(表は緑色で裏は白)ことや、花が咲く頃にも根生葉がしっかり残っていることなど。冬のあいだはロゼットで越冬する。1年草〜越年草。


頭花は薄茶〜紫褐色。


頭花の集まりはやや総状になる。頭花の先端は急に細くなる。

草丈 10〜30cm。
互生。根生葉はへら状の楕円形で先が丸い。葉の縁が波うつ。葉の表面は光沢があり緑色、裏面は白い毛が多い。
生育地 日当たりの良い空き地、道ばた、草地、畑地、芝生。
分布 南アメリカ原産。


(似た物)
  • チチコグサモドキ
    葉のつけねから枝を出す。葉裏はやや白いがウラジロチチコグサほどはっきりしない。花の時期に根生葉はない。北アメリカ原産。

  • ウスベニチチコグサ
    頭花は若いとき淡紅紫色。帰化植物。

  • タチチチコグサ
    チチコグサモドキに似るが葉が細く先がとがる。帰化植物。

  • チチコグサ
    花序は穂状にならず茎の先に集まる。在来種。

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